どうして人は汚し合ういつも 束になって、取り囲んで、 指さして、心腐らして どうしてそれに 気づいてしまうのだろう それはきっと、僕もそっと、 そうしているからだと気づいたよ いつからだろう、どこからだろう でもその日から誰かの優しさに 気づけたのも何故だろう 僕が悲しい涙を流せば いつか誰かの心癒せるの そんなことでしか動かない世界で 君が悲しい涙流すなら 僕は誰かの心腐らすよ こんなことが散らばった世界でも 君がいるなら 今では少しも笑えない 短編掲載恋愛小説 でさえも誰かは誰かを傷つけて その分誰かを愛していたよ、 さもないと結ばれないかのように もういいよ、そうきっと 愛せないから愛していくのだろう 見つからないから見つけるんだ と 愛に会って、見たいと思う僕が 行き着く先は 君だったように 君の行先も どうか僕であればと願っているのは そうでないと思うから 僕ら誰かのために生きるなら 誰かも僕らのため生きてよ 確かめるように間違っていくよほら 僕が悲しい涙となるから その涙で笑顔を咲かせてよ 間違っていくと正しくなってくよ ほら 逃げないで 僕が悲しい雫となろうと 誰が悲しい光となろうと 全ては消えてなくならない それでもどこかに日が昇るなら 僕が悲しい涙を流せば いつか誰かの心癒せると そんなことだけで事足りた世界で 君が今日も大きく笑うから 隣で僕が小さく笑うのさ こんなことが 散らばった日々のことを 愛と呼ぶのかな