誰も知らない恋 あれは夢なんかじゃなかったよと 教えてくれた ふと胸で乱れるビート 何もできずにただ 時が過ぎた 密かに速くなる BPMがほどけて 誰も知らない恋があったんだ 音もたてず扉閉じて 鍵をかけて奥深くに 葬ろう なかったことにしてしまおう 覚えのない蒼い痣は いつかの恋の終わりの印 それは目に見えない つかめないページ 壊れた時計 また誰かが触れてたどり着く 誰も知らない恋があったんだ ここにずっとしまってたのに 上書きして忘れたはずなのに その瞳には触れないで 顔に落ちた雨粒は いつかの恋の終わりの涙 自分の後ろ姿 遠くから見つめている こうして静かに終える恋に 手を振る