誰も知らない夜を泳いで 青い春を探した 対向車のライト まぶしくて目を閉じる いまどこにいるの いつか揺れた 君の輪郭に触れた 冬の海で震えた それだけなのに なぜか涙溢れて 淋しがったふりでそっと 僕の手を引いてくれよ 胸が詰まりそうだ 多分、そんな淡い夢だった 言いそびれたことばかりで 僕ら声をなくした 擦り切れた手 何も掴めなくなって いまなにしてるの いつか触れた 君の眩しさも消えた 海の底に沈めた月のようだ 波音が呼び起こしても いつか心はズレて どこかさらっていくでしょう 冷めない日々はバイバイ どうかどうか夢のままで くしゃくしゃの手紙 そっと火をつけて 「解けない魔法みたい」 そんな君のまぼろし いつか揺れた 君の輪郭に触れた 冬の海で震えた それだけなのに なぜか涙溢れ はぐれた子供のように 僕ら一人で行こう 胸が詰まりそうだ 多分、そんな淡い夢 多分、そんな淡い夢だった