顔を洗い 顎を触り 窓を開け 歯も磨かずに パソコンに触れる 真っ暗なバックがくちゃくちゃと 音を立てる 俺を映した 嗚呼 穴あき靴下 ほら見な しなびた ひざ下 ぎらぎらした今 未来が見たいか? 少年 朝からカラカラ体が鳴ったまま 立ったままだったから曇天 甘く見てた それがキレた 瞬間に 一目散に去った 世界は染まった あった 確かにあった なにかに俺は心温まった 嗚呼 また落下 たった一つの光にリアリティ Imaginary Diamond ゴク と鳴る喉 心の奥の底の底の底の底 「おとなしくしてたまるか」 と、鼓動。 鏡を見る俺 鏡に触れる俺 鏡にでこ付け わざとらしく笑った (あなたの主観が動く音) 「主観」 頭が(あなたの主観が動く音) 「主観」 落下寸前でぱっと パラシュートが開いたように 俺は目覚めた 歯ぎしりをやめた 前髪がはねた かけがえない 顔面に100点をなんで付けられない なんて。 なんでつまんねぇ本や広告に 独自の主義主張が凌駕 されねばならんのだ 何度か試みて失敗してる 瞑想 大脳の裏側 自分を連れてくる映像 その距離なんとわずか 二万キロメートル(驚きだな) 口から出る前に守るべきは鮮度 洗脳されてきた客観たちに バイバイと告げ 再会を 決して願うことなかれ 雨あられ 別れつげ 目の前に見える次元だけ 信じきれ イメージしろ 視覚にうつるものはすべて お前を飾る無価値なまやかしだって 鏡を見る俺 鏡に触れる俺 鏡にでこ付け わざとらしく笑った (あなたの主観が動く音) 「主観」 頭が(あなたの主観が動く音) 「主観」 鏡を見る俺 鏡に触れる俺 鏡にでこ付け わざとらしく笑った (あなたの主観が動く音) 「主観」 頭が(あなたの主観が動く音) 「主観」