深く吸い込んだせいでさらに胸が 高鳴る 昨日よりずっと 上手くやれるように祈っている その先を行く背中がもう 見えなくなっても 肩を落とす暇もない また始めよう 淡々としていると言うけど 何を見ているのか たった一欠片の世界なんだと知る 手が震えるとき 暗闇に着いたとき 挑んでいることを確かにほら感じる ねえ君も同じなら、今までを頼りに 空さえも駆け抜けていく夢を 交わしたい 興奮に同化し 爪先から徐々に不安で浸されてく ドキドキさえも飲み込むが 僕らはただただ無敵の空腹 もう左から気持ちは無い無い無い 横並びならもうやってらんない また休んだついでに え? 金縛りにでも遭っていたの? 上手に馴染めないから 紛れていくしかなかったのさ 僕らいつもやることはひとつ 青い呼吸で 声を殺すとき 眠れずにいるとき 変わっていないことを確かにほら 感じる ねえ何も守れないよ、 僕にしか測れないよ 「世界は美しい」と言うのなら、 逸らさずに聴いて 待ち合わせた 見覚えのある場所で見えたのは どうしようもない 拙さばかり詰め込んだ日々で 忘れてしまうから、 残すしかないのさ 手が震えるとき 暗闇に着いたとき 挑んでいることを確かにほら感じる ねえ君も同じなら、今までを頼りに 空さえも駆け抜けていく夢を 交わしたい