赤白に染めた 夢を混ぜた背中に 縫い繋げた羽は アメフラシのよう 下手な行列はやめて 喝采の目をくぐるように ぷかりぷかり 窓に吐いた大袈裟な憂鬱 ぱたりぱたり 靴を鳴らし探し続ける君の目が 届かない場所へ アカシアの丘に 降り積もるはあの歌 きらつかせた髪は どこか掴めそう ベタな相槌重ねて 曖昧な芽は産まないように ぽたりぽたり 耳に落ちた軽薄な口実 するりするり 君のために変わり続ける僕の合図が 届く日へ ぷかりぷかり 窓に吐いた大袈裟な憂鬱 ぱたりぱたり 靴を鳴らし探し続ける君の目が 届かない場所へ