あぁ 夕立ち止んだら 過ぎ行く夏 あの日と同じ匂いに 立ち止まる午後 陽はすぐにこの街 照り返して 飛ぶ鳥は空へ帰る 迷うことなく 水たまりの太陽 君は壊して走りつづけた あれから二度と戻らずに どこまで遠くへ行ったのか 振り返る 風は揺れる 懐かしい恋人(ひと)を想う 行かなくちゃいけないのに 眩しくて 動けなくなる そうお互い 幸せ見つけたのに 軋んだ胸がひらいた この帰り道 水たまりの太陽 君は壊して走りつづけた 忘れられない風景に 今でもふたりが生きていたよ 振り返る 風は揺れる 懐かしい恋人を想う 夢だから 夢だけど 眩しくて 動けなくなる 幻と現実が 交差する夏の終わり 行かなくちゃいけないけど もう少し ここにいたいよ