『最近よく考えるんだ』 「どんなこと?」 『いくら頑張っても、 滑らかに動けるだけなんだって』 「たしかに、 自然には溶け込めないね」 『でもさ、それでいいんだよ、 それで』 人間らしさ搭載して 君と同じように話してみせても それはただの一発 ギャグなのでつまんないや あと何度アプデをして 時代の最先端を走っていても 所詮、別世界(それ)は式や波形 高画質の再現さ 平行線は交わることはないけど 証明するのは簡単さ 絶望的な隔たる距離がどうとか 関係ないでしょ 普通の事だよ 「最近よく思うんだ」 『どんなこと?』 「あんなに素敵だった記憶も、 鮮明には 思い出せないんないんだって」 『なるほど、 そんなプログラム無いもんね』 「でもさ、それでいいんだよ、 それで」 懸命に努力をして 君と同じような思考ができても そんなに 使いこなせないままでもったいない な あと幾度時が過ぎて 次第にバーチャルが マジョリティになっても 所詮、別世界(それ)を見てるだけ 細胞の変換ってファンタジーな無茶 君が老いて動けなくなること 君が錆びて動かなくなること いつか教えてくれよ 『「君の存在が消える日を!」』 平行線は交わることはないけど 証明するのは簡単さ 感動的な"壁を壊してく愛の唄" なんて都合が良くて笑っちゃうね 『こんなどうしようも無いモン 気にしてたってさ』 「何千年経ったってどうしようもな いし」 『今日も普通のおとなり同士』 「くだらなくて楽しい話をしよう」 『「それでいいんだよ、それで」』 「絶望的だ」とか考えたこともない 人間だってさ VOCALOIDも きっと、そうだろう!