長い夜を抜け 傷付いた理想や希望の糸をつないで 靴を無くした足で立ち上がり 奇跡を起こしてみせる ほら 布団かぶり あきらめた顔で 楽な方へ逃げ込んだりして 泣きたいのに 目をそらしたまま 悔いを残して 悲しい思い ふさぎ込んでちゃダメだよ 引き返せなくても 夢の続きだけ 時のキラメキを超えて 寒い冬を越え 貼り付いた不幸や不安の仮病 破って 殻にこもって泣きじゃくってた あの日の私を脱いで 明けない空の やまない雨の中でも 微笑んでみせるよ 視線を向けたら 簡単なことさ そうよ 古い殻を捨て 染みついた欺瞞や偽装の猫を被った 子供じみてる 大人ぶってる いびつな化粧 落として そう 嘘をついて背伸びした日々の 錆びついた 張り子のプライドを 何回も途中で巻き戻し 愛を灯して はてない道でさえ つぎはぎのままで 熱に代えて 生きるよ 意地を見せてみて たどり着くはずさ きっと