七つの海を越えた 世界の果てに着いたら そこではあらゆる人が 幸せになれるという 何故僕はこの海に 漕ぎだそうとするのだろう 方舟の行く先は わからないというのに 嵐の海に揺られて 世界は悲鳴をあげる それからあらゆる物が 無に帰るのだという 何故こんな苦しみに 耐えなければいけないの 方舟は流される 僕は母の名を呼ぶ 遥か遠く 雲は切れて 光 降り注ぐ まるで新しい夜明けが 奇跡のように 七つの海を越えた 世界の地図にない国 そこには神の恵みが 溢れているのだという そしてまたこの海に 漕ぎだしてく旅人よ 方舟の行く先は たとえわからなくとも たとえわからなくとも