理由があって息をしたこと 数えられるほど あったのかな この世にあった小さな愛を 亡くしたことを 失くさぬように 踏み出した一歩は いつもと同じ歩幅でも 視界はひらけていく 羽ばたいて その手を広げて 白く空に伸びてく生きた証 笑っていて 美しい世界で なみだの雲を抜けて 身体中揺れてるみたい 酸素が足りなくなっていく 空に響く鼓動 夜が明けて 息苦しくて もがいてたんだ 溺れそうな日々を 翼は折れて もう昇れないよ 沈んでいくだけ 痛みに耐えて 脈を打った 減圧症になった自分を 救うため 羽ばたいて この手を広げて 高く高く伸びてく 無駄じゃないと 泣かないでいて 消えたりしないよ 雨雲が泣きじゃくって 君を濡らした時は きっと思い出してね