好きだって動くくちびる 手のひらでそっと押さえた 低い声 あと一言で 背骨までゼリーに変わる <> イルカが空を泳ぐ晩 心の波が零れはじめた イルカが空を泳ぐ晩 あと一時間そばにいさせて <> 一度でもキスをされたら 何もかも変わってしまう 夏枯れの砂の斜面に 月見草咲き乱れそう <> イルカが空を泳ぐ晩 お願いだから距離をあけてて イルカが空を泳ぐ晩 あと十五分そばにいさせて <> 抱かれたらきっと私は 不幸へと溺れてしまう 差しのべたあなたの指を 哀しみに引きずり込んで <> イルカが空を泳ぐ晩 夜露が髪に舞い降りてくる イルカが空を泳ぐ晩 もう五分だけそばにいさせて <> イルカが空を泳ぐ晩 夜露が髪に舞い降りてくる イルカが空を泳ぐ晩 もう五分だけそばにいさせて