雨の街見蕩れて 君の傘を探した そんな日々掻き消すような青い花 夢を見ていた 静かな朝に 外は雨音 気怠い調 湿る匂いと重い瞼は 冷たい水と花の香りで 目覚めて始まる澄んだ今日 濡れる足元 少し立ち止まる 雨の街を泳ぐ 傘の群れに紛れて 君の影求めてる 何処かで聴いた音がする 揺れる青い記憶 深い海沈めてよ 胸の傷 雨に滲んだ思い出を 繋いだ指を解いた夜も 窓辺で笑う花を見ていたの? 巻いて 流れて 帰る 今日が終わる 夢を見ていた 静かな朝に 外は雨音 昨日と同じ 湿る匂い払って 重い瞼抉じ開け 冷たい水に浮かんだ花弁 こうして始まるくすんだ今日 濡れる足元 微塵も気に留めず 雨の街に浮かぶ傘の花掻き分けて 君と出会った場所へ あの時聴いた音がする また雨に濡れてしまう 君の好きな花よ こんな僕を掻き消してよ 青い花