もう二度と止まることのない 時計の中 今夜も君が夢で笑っていた 音も立てず進みゆく 時間に気がつかないまま いつからか続けてた 互いの見ないフリ 閉じた瞼の中では 彩っていた昨日が ぼやけては溶けていくようだ ただひたすら何もない 出来合いの日々が 君の声さえも遮っていた 重ねた二人の時間が 繰り返しては 噛み合わない歯車のまま 今も回り続けては 軋んでいた ”気が付くことさえも できないの?” 当たり前になってた 君との思い出 この別れがくるまでの 願いを育んでたの いつか夢で見たような 魔法に掛かるみたいな 自分を誤魔化してるようだ 伝えたかったことさえ 言葉にしないことで どこか繋がっている気がしてた もう二度と止まることのない 時計の中 今夜も君が夢で笑っていた 重ねた二人の時間が 繰り返しては 噛み合わない歯車のまま セピアに 輝いていた 君だって なんとなくそうきっと わかっていた