八月六日 八月七日 八月八日 あつくてあつくてしかたがないので 水 水 水 水 水 水 八月九日 八月十日 転がる砂礫は過去や流れる 血液のメロディ 水 水 水 水 水 水の中 きおくを抜け出して 今 水玉の数 帽子の影じゃあ 雲の形だけやけにくっきり 焼けた肌を撫でた風が 名もない暦に寄せては返すここで はしゃぐあの子と私の点では ああ 流れていった水の数を 光がみている 光だけが 影はあそんでる あそびつづけているよ きおくを抜け出してただ水玉のよう 帽子の影で雲の形がやけにくっきり らららららら らららららら らららららら らららららら