身に覚えもないまま 背負わされた何かを 脚に感じながらも歩いて行く 答えがひとつならば 迷わず居られようか それはさぞ幸せ つぶやくように 砂を撒く風に向かいながら 布を当て言の葉を隠し 爆ぜゆくこの命が 信じられる物を探してる 畦道で手をつないでいた ぬくもりが今も残るせいで 小さな私を捨てきれない 手のひらが渇いていくような 居心地の悪さを感じても その声が身体に染み渡る 砂剥がれ落ちていくように 爆ぜゆくこの命は 何を残そうと足掻くのだろう 影踏みながら追いかけた 貴方の背中が残るせいで 小さな私を捨てきれない