目の前に広がった夜 その向こうに 明日が覗いて 何かが始まりそうだと 心臓がそっと合図を出した 「何かが変わるかしら」 「何かが変わるのかな」 形のない不安に 僕ら手をつないだ 青と黒とが混ざった 星を隠してる夜空に 食べられてしまわないように 明日を眺め続けた 知らないことも 見えないことも 歯がゆいことも 抱きかかえてる まるで夜明けに 出発する旅人みたいに 悲しくて ただ切なくて やりきれなくて どうしようもない 想い詰め込み 見つめていた 未来の前夜 嗚呼 楽しいことは何だろう 胸が震えることは何だろう 簡単な答えのはずが 心臓は首をかしげてしまう 「あれもこれもいいのかな」 「あれもこれも嫌だな」 瞬間変わる言葉が 節操ない僕らだ そう 分かってる 分かりきってる こうだったらなあ なんてイメージ まるでアニメに 参上する英雄みたいに 輝いて もう眩しくて 最高過ぎて どうしようもない そんな何かを 探している 未来の前夜 明日は きっと きっと もっと 嗚呼 ほら 悲しくて ただ切なくて やり切れなくて どうしようもない 想い詰め込み 出発する旅人みたいに 知らなくて まだ見えなくて 歯がゆいことに 溢れるけれど それでいいんだと 手をつないだ 未来の前夜 嗚呼