明日消えたとして どうなるかを 暇なとき 考えてる 人並みの幸せを 知りたいらしい こんなもんじゃないといいけど 最期の日だけ 笑えればいいとか この世は最悪だ 絶望の朝が来る それでも 行くのかい なんでだよ 悲しむんだよ 傷付くんだよ 何千回も それでも 行くのかい わからずや 何処へでも行け 死ぬなよ めでたしの後には何もないなら 本の中に生まれたかったな 愛した人もいつか 居なくなるよ とんだ呪いだな こりゃ 嫌なことほど 本当のことばっかさ あらすじは最悪だ 泣き尽くして 朝が来る それでも 行くのかい こんなにも 裏切られて 嘲笑われて つらかったよなあ それでも闘う者達が どうしようもなく 眩しかった 誰にも 言えない 誰にも 代われない 嘘を道連れに きたんだ 言い残した言葉も 捨ててしまった写真も 瓦礫の塔で 眠っている 鉄格子の鳥籠 ハリボテの地平線 嵐を越えて 何処へ行くんだ ズブ濡れ 纏わりつく 罪 傷 罰 果たされないな 誓ったくせに 命の締め切りは遠からずだが きっと後悔は残るだろう きっと情けないままだろう あとがきで御託を並べていいのは 1ページ目を踏み出した奴だけだ 「この世は最悪だ」 それが理由だった それでも それでも それでも それでも 生きてやる 悲しむため 苦しむため 君と逢うため それでも闘う者達へ 救いのない物語を 書き果てるまで 死ぬなよ まだだ 死ぬなよ