今日も楽屋には メイクボックスが いつもと同じ鏡の前 置かれてる もう大丈夫 リップグロスを引いたら ドアを開け 歩こう ステージへ 不安も緊張も自信も 纏ったドレスの内側でうず巻く それでも一人一人のために 歌い出せる そう思わせてくれた人は ねえ あなたなのよ この曲が私が歌う最後の 曲になったとしても あなただけは聴いてね これ以上 心の声を 言葉にできなくなったとしても あなただけは わかってね ねえ わかってね たとえば冷たい雨の夜でも 小屋の中は不思議に暖かい マイクを握る左手には 願いを込めよう 想い届くように 今ならこのすべてを預けて 歌えるはず そう思わせてくれた人は ねえ あなたなのよ この曲が私が綴る最後の 曲になったとしても あなただけは聴いてね この曲が時間の流れの中に 埋もれてく日が来ても あなただけは 守ってね 泣いてしまいたい時も 歌えばすべて忘れられた 想い通りの曲が書けたら 何にもいらないって心から思えた それだけは覚えてて覚えていて この先もずっと これが最後だとしても あなただけは聴いてね これ以上心の声を言葉に できなくなったとしても あなただけは わかってね この曲が私が綴る最後の 曲になったとしても あなただけは聴いてね この曲が時間の流れの中に 埋もれてく日が来ても あなただけは 守ってね ねえ 守ってね