嗚呼、蒼天に舞い散った 泡沫の夢 散りゆく花弁 昔見ていた 日々のよう その音を慕って 散る事など 胡蝶の夢 風と空の色 朱に染まり 隠した 月明かりの下 涙さえも 溶かしてゆく 散りばめた景色が 心染めていく “籠の中の鳥はいついつ出逢う” 暁 儚き影 手を伸ばし 時を超えて届け あてなく続く夜でも その胸に抱く羽音広げ 嗚呼、可憐に咲いた “朱”よ舞い散れ 水面を照らす 朧月が映し出す 時代の流れには 逆らわずに 伝える事 優しい手にすがる まるで子供の様 夜明けの晩に花は揺るぎ無く 染まる 黄昏 千切れた雲 風を切り進む旅路を照らせ 果てない夜に響く その調べ いつか見た夢の先 嗚呼、燃えるように咲け 空睨んでも 朱く染めた景色が 遥か越えて行く “籠の中の鳥はいついつ出逢う” 暁 儚き影 手を伸ばし 時を超えて届け あてなく続く夜でも その胸に抱く 羽音広げ 嗚呼、 誇らしく咲く“朱”よ舞い散れ 嗚呼、天に舞い散った 泡沫の夢