最後の一文字だけがよく見えない 解読は放棄しよう 彩度を右に捻っても変化はない 紗のかかる舞台は 歯抜けのパーティーナイト ショー パレード 不揃いのフェイク 微睡みの中ならば もう会えない君と踊ろう 三日前の些細なジレンマは形を 変えて 目に映った何かを奪ってゆく 空は何色でしょうか 微弱な霧は夜を溶かしながら明日を 拒む だから今は ショー パレード 不確かなグレイ 微睡みの中ならば もう会えない君になろうよ さっき聞いた 言葉の雨の中に黒い一粒 目に映った何かを奪ってゆく 空は何色でしょうか 微弱な霧は夜を溶かしながら明日を 拒む 一頻り壊されてセピア眺める頃 偽物の寒空に身を委ね 目を閉じて だから今は