今年も 見飽きた 並木道 僕は 一人で歩いている 今は 何も考えたくない いつからか 周りと離れて 偽りを 演じるようになった 白々しい 視線の先には 僕 ふわり 黄昏れ 孤独に 飲まれ 狭い居場所 声を 押し殺してた 命を楔に 掴まれたような 息苦しさと それに 縋る毎日 嗚呼、僕の叫びは すぐに消えて ふわり ふわりと 彷徨い続ける 日々 また 僕の叫びは 宙に消えて あと どれだけ 声は 消えてゆくのだろう いつからか 僕は一人きり 相変わらず 偽り続けていた 遠くに 聞こえる 足音を探り 錆びついた 言葉が まるで 鑢のように 心を削って すり減るだけで 終われば 楽なのに ふわり 黄昏れ 孤独に 飲まれ 這いつくばって 遠くに逃げる 命を楔に 掴まれたなら 形振り構わずに 振り払ってやれ いつも 僕の叫びは すぐに消えて ふわり ふわりと 彷徨い続ける 日々 また 僕の叫びは すぐに消えて あと どれだけ 声は 死んでゆくのだろう 嗚呼、僕の叫びは すぐに消えて ふわり ふわりと 彷徨い続ける 日々 また 僕の叫びは 宙に消えて あと どれだけ 声は 消えてゆくのだろう