発酵人間 ~ 回帰 ~

歌詞

閉じた瞼裏 遥かご利益がおりなす 押し黙るお日様 地平線に時は待つ 起き上がるんだ 寄り掛かる相手などは居ない 問いただす今までと これからのあり方を 恋じゃなく愛をのみ探す より高く飛び上がるには しゃがむ事を学ぶ ならず者を阻む者 未だ向こうを知らぬ事を笑うなと 星はなく 失意の時にこそ成功は あなたの手中に 握られているのだから 瞑想はもうやめよう これより覚醒の時だ、と 水色のオニヤンマが 知覚を呼び覚ます 比類の羽を折りたたむ とにかく成さずして成らぬ 語る術を失いて 至ることが叶う 戦慄くな 朝が来りゃ 瞬く間 サザナ草 ならまずは やらなくちゃ 分からぬな よこしな お前の邪な重荷やほろ苦い想いは この俺が殺した 残りはすべて捨てて スッテンテンの赤ん坊の様に がらんどう ここには空っぽの原っぱにララバイ 元居たとこに戻り 小鳥が歌う 愛 新月が満月に満ちるまで あと二十八 理由なき殺意を殺める 確固たる軸足 自分を差し置いて 他人の為に何が出来るか 嘘偽りのない 字面と絆は奇遇なり 訝しげな眼　心静まりて ミツバチの羽音に耳を傾ける またとない朝よ 生きる価値とはなんぞや、と むしろ勝ち負けや甲乙を 付けぬところから全ては始まり 思い切って手放す事で 得難くもある真実を この胸に焼き付けるのだよ ありありと間違いこそあれど 正解や不正解なきこの世界に向けて 減速せず全力で吐き出し 焼き増しの効かぬ現実をまきわり 失念を実現に変える 宿命の旅立ち なにがしよ 明日にも出来る事はあるが 今日できる事は明日には伸ばすな どうあるかの方角をしかと見定め とかく粗雑に扱いがちな 生命をいたわれ 今だけの幸せを願うよりも 皆が為 閉ざすな心よ未来へ誘え やめるな 焦るな 君はやれるさ かおる風 はぐれ雲 月明けの満ち欠け 朝靄に霧隠れ 山は歌っている 名も無き花に名を与え 宿らせる生命 短くて長い長い君がくれた夢 いつかきっと叶うから 諦めたらそれまでさ 悪くなる為に生まれてくる奴 なんて居ない より良くなる為に悪くなる事も あるはずだと くさむらは歌うだろう 無駄に暮らすなと 不自然に身を任せて腐るなよ つまるは 上手くなどなくて良いから悔やむな 上っ面だけの歪んだ心を穿つんだ 己のおもむかう二つと無い道を 有耶無耶にしてはならぬぞ 誰とも比ぶるな これは最愛のガリガリ亡者達に向け た旅立ちの唄 曖昧になりがちな始まりの始まり 屈託の無い笑みで再出発 足りない所があるからこそ味わい深 いのが愛らしい 大なり小なり人には欠点がある それを個性と呼べずに 何を持って君と呼ぼうか 違いに光を当ててみて 今に痛い程に理解出来るだろうから それは宇宙の意識と 一体化した時の様に 有難いな、と無限に感謝をする 気持ちが　生まれ 育まれ 今ここに生きている奇跡の軌跡に 触れる瞬間 循環する生命はようやっと廻り巡り 君の順番になるまで廻ってきたんだ さあ殺伐とした日々に終わりを告げ これからは ワクワクしながら生きていこう 自然と不自然とを見極める すれば一気に霧は晴れる 君はやれる 道は今に開かれる