花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに 古のうるわし歌を あの日の私に歌おう いつも誰かを見て 誰かを想う ただただそんな日々 繰り返していた 「今」がいずれあの日になる事など考えもせず 「今」がまるで永遠に続く様な夢見ながら 時は過ぎた 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに 古のうるわし歌を あの日の私に歌おう 気付いた時にはもう 私は老いて 誰も私を見てくれなくなった 散る事がない花などある訳なんて無いのに それを忘れる様に夢を見ていたのだろう 今 目覚めて 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに 古のうるわし歌を あの日の私に歌おう 「今」がいずれあの日になる事など考えもせず 「今」がまるで永遠に続く様な夢見ながら 時は過ぎた 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに 古のうるわし歌を あの日の私に歌おう