暗闇の中 僕は立ち尽くしていたけれど 蛍光灯の滲む明かり 睨みつけていたけれど 思いつく言葉を唯 ひたすら並べただけ それでも満足出来ない僕は ここから飛び出したんだ 馬鹿な僕は今 裸足で夜道を行く 打ち上げられた花火の影で 光る月を見上げた 「本当に大切なモノ 失くして解るだろう?」 そんなあたり前の台詞さえも 身に染みる季節になり 思い出をたぐり寄せて 感傷に浸るよりも 下らない話で笑い合える今を大切にしたい 馬鹿な僕は今 裸足で夜道を行く 夜の飛行機 何処へ行くのか 僕は何処までも行ける いつものように 笑ってくれるかい? 僕の言葉をその胸に刻んでくれるかい? 絶対にこんな事は 誰にも言えないから 飛び出した裸足の僕を 今は嘲笑ってくれ 固く握ったこぶしの中に 確かな気持ちがある