Track by杏ノ雲
冬の匂い、揺蕩う雪、灰の雲 君の痛み 触れてみたいって思ってしまうの 遠回りにノイズ交じりなこの声を 世界の隅、動けない君に送るよ 君に咲いた破線、いつの日か 傷さえ色を成して 朝焼けに痛いほどの冬景色のように 腐る日々に小さな海つくること やめらない終わりが見たいって 思っていいよ 嘘で固めた今日は 溶けない氷みたいで 声を伝う熱で 流れさせるから 君に咲いた破線、いつの日か 傷さえ色を成して 雪解けに光るほどの冬景色のように 冬の匂い、悴む指、覆う白 君の痛みこの言葉に溶かすよ