送信ボタンを押す手は震えていた。 独りきりになりたくなくて。 スマホの中に作られたその世界で、 生きてく強さ探してた。 いつも部屋に引きこもって、 窓から見てた同じ星空。 流星のダイアリー、 僕らが生きた証し。 蒼い闇の中、遭難してた。 何も見えない夜も、 うずくまってた朝も、 乗り越えたらいつか あの星になれるかな。 メッセージが届く度に 不安になって、 一喜一憂して過ごした夜は。 生きてる意味なんてないと 言ってみたり、 本当の思いは隠していた。 こんな暗い自分のこと、 変えてくことが出来ますように。 流星のダイアリー、 この夜の向こう側。 星に手が届きそうな気がした。 雨上がりの夜空の アスファルトの匂いがした もうすぐそこまで 夏が近づいていた。 流星のダイアリー、 僕らが生きた証し。 蒼い闇の中、遭難してた。 何も見えない夜も、 うずくまってた朝も、 乗り越えたらいつか あの星になれるかな。