Track by曽我部恵一
彼女はいつも釣りをしている 汚れた川の汚れた水に糸を垂らし サーカス小屋のゾウとライオン 優しそうな目で川べりに立ちそれを 見てる この街に来たころ だれもが純粋だった 空を飛んだりして 手をふって笑ってたよ 週末の夢 おどけた足取り 工場の吐く白い煙と並んで走る 胸をはずます まぶたを閉じる しっかりと見る 夜に起きては息を殺す この街ができたころ すべては新しくて だれもが秘密を 両手いっぱいにかかえてたよ 街が小さくなる 空高く舞い上がる 赤と白の煙突も小さな キャンディーのよう