体温計

歌詞

いつからだろう風邪薬が かかった悪い菌を やっつけるためのものでなく 体が風邪と戦うために 自分で上げた熱を おさえる物だと知ったのは 鼻水たらして子供の頃は 体の節々がどうしても痛くなるから 家中にある湿布集めては なんとか痛みを 和らげようとしてたなぁ 最近は また少し臆病になり 体温計もみない もういいよ 夢が胸で膨らむたびに あの手この手で おさえようとするのは 体の痛みは消えるけれど 心は覚えていた 昔から好きだった野球選手が 涙をこらえて引退会見をしている 体力と気力の限界は他の誰でもなく 自分が一番知ってると 理想ってなんだ? 届くかなぁ 心の中で呪文のように唱えてる あくなき欲望の果てまで 眺めいい場所まで 行こうと思うんだよ 感情はまだかくれんぼしたまま 誰も見つけにこない まぁだだよ 全てを諦めてしまうには 心の中の細胞が若すぎた 君がもし日々に疲れたなら 少しだけ休めばいいよ パッと 消える 魔球のような 日々追いかけて 冬の寒い朝 かじかんだ手は ゆっくり魔法瓶のふたを開ける 湯気立ち上る 顔がほころぶ いつまでも冷めなけりゃいいなぁ もういいよ 夢が胸で膨らむたびに あの手この手で おさえようとするのは 体の痛みは消えるけれど 心は覚えていた まぁだだよ 全てを諦めてしまうには 心の中の細胞が若すぎた 自分で作った 水たまりで 心は溺れていた もういいよ どこからか声が聞こえて 僕の中の熱を冷ませようとするけど まぁだだよ 全て諦めてしまうには あれもそれもこれもどれも 早すぎた もういいよとまぁだだよを繰り返す 心の中で 君がもしくじけてしまいそうなら この歌を思い出せばいい パッと 消える 魔法のような あの日の熱を