「もう帰らなきゃね」 聞き慣れた君の声 誰かにもらった 時計を気にして あの頃みたいに 君の心まで 欲しがらないから 朝まで隣にいて欲しいんだ 今でも変わらない仕草 それでも 変わったこの距離 分かってて 分からないふりでいよう 触れられないから 触れたい 離れてしまうほどに 君を思い出していた 雨の音に紛れて 月の夜に隠れて 誰も気づかないように キスをしよう 朝になれば忘れて 彼の腕の中で笑う 君がいたとしても それでも 惹かれてしまうから 傷つけ合った後で 別れを選んだ後で 消えない想いを 僕らはなんと呼べば良いだろう 話せば 途切れない二人 それでも 終わったこの恋 分かってて 分からないふりでいよう このまま 時が止まればいい それとも どこか遠く 君を連れ去ってしまおうか 二人きりに溺れて 一人の夜、恐れて それに気付かないように キスをしてた なにもかもを任せて 僕の腕の中で眠る 君はもういないけど それでも 見つめていたい ah 雨の音に紛れて 月の夜に隠れて 誰も気づかないように キスをしよう 朝になれば忘れて 僕の知らない顔で笑う 君がいたとしても それでも 惹かれてしまうから それでも 見つめていたいから