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絡花

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  • 2024.12.31
  • 4:05
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歌詞

想い焦がせ 匂いたたせ 摘み取って 結わえ付け 飾りたて 艶も彩もたかく笑いかけ それでもまだ足りなければ そっと触れて その指 唇へ ないしょの話だと囁いて それでも飢え足りないと 枕には花ひとつ 手向け 餞と洒落こんで 夜が明けることはないと―― ああ 何も 何もを欲しがって けれどもけして満たせぬままで ひとたび願うなら 奪い尽せと声がする お前様のすべて貪るようにさえ 何を絡め取る その花は ふらり 沈み込んだ くらがりに 鈴の音ひとつだけ残しては 今宵も誰かの褥に さあさ 明けぬ夜の 先駆けに なぞるこの躯の何処にでも 証を遺されるでしょう 今生の別れとて 撓垂れかかるその仕草で 夜のあわいに咲かせて―― ああ 誰も 誰もが欲しがって けれどもけして癒せぬ渇き 手繰り寄せおとがいに 何も知らぬ顔をさせて それでも今宵にはあなたが旦那様 呪えよ 底無しの闇 奈落に咲く花を抱け まだ足りない けして満たされない 何もかもが食ベ足りない いつしか願ったろう すべてはお前のものだと それなら願うまま喰い尽くすまで 空か 殻か 絡花 落果から空 からか? 空か? 絡花 落果 からから……

1曲 | 2024

このアルバムの収録曲

  • 1.絡花
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