いつの間にか季節は変わってた 君の影が薄れていくように ポケットの奥 触れた指先 かじかんで ほどけてく 言葉にできないまま ただ空を見上げたら 白い綿雪が頬に落ちた そっと舞い降りた綿雪 消えそうで 消えない想い ふわり ふわり 触れたくても すぐに溶けてしまうのに 帰り道の足跡 すぐに消えて 昨日さえも遠くなっていく 忘れたいのに 忘れたくない 心だけ残されたまま 風に揺れる記憶が 胸の奥 ほどけたら そっと涙と溶けていくの? そっと舞い降りた綿雪 手のひらで そっと握った ひとつ ひとつ 消えないように ずっと ここにいられたなら 静かに降り積もる想い 君の声 遠く響く 白い世界に そっと消えた 綿雪のような恋だった