汗ばんだ手で 握ったグラスに伝わる僕の温度 ああ、照り返す思い出 そう弾けていた、まるで炭酸のよう いつだって夏のかけら 拾ってはかざしてみせた もういっそ ずっとこのまま 続けと思った 僕たちはいつの間にか ただ、大人になっていた もういいさ 泡の一つも見えないよ 氷が溶けて 音を立てた ただ、薄くなったソーダ 色も無くなって 気づかない間に変わっていった 僕たちを 君は 笑ってくれるだろうかなんてさ サイダーのような いつも透明に 青く広がっている 空が僕を見ている 当たらなかったアイスの棒 日に焼けた肌 麦わら帽 澄み渡った光景が まだ夏のかけら 探して 笑い合っていた もうきっと 蝉の声も騒がしくなって 僕たちはいつの間にか もう 大人になったんだ それでもさ、この暑さも愛しいよ ねえ、 もう一つ溶けて、音を立てた ただ気抜けたソーダ 味も無くなって 変わらず これからも 変わっていく僕たちを 君は どう 思っているんだろうかなんてさ 風が吹いてる 揺れ動く前髪 またすれ違う季節は繰り返してく 薄くなって ぬるくなっても だけどさ、これを飲んでいたいんだ 氷が溶けて 音を立てた ただ、薄くなったソーダ 色も無くなって 気づかない間に変わっていった 僕たちを 君は 笑ってくれるだろうかなんてさ