遠く見えた空 鼻先撫でる風 少しずつ変わる 季節の真ん中で 解けた心を なぞる 懐かしい合図 見上げた蒼い空の向こう 寂しさはもう要らない ふわり舞い上がった 花びらが降り注ぐ 歩き出した 背中にほら 光がさす 夢の途中 始まりの予感に 微笑んだ 春風の中で 戸惑いのカケラ 淡く揺れて消えた 秘密にしていた 本音溢れ出して ヒラヒラ はぐれた想い この手を振って 変わらない景色の向こう いつかの歌が聞こえた 背中を押すように 真っ直ぐに駆け抜けて 見つめている その瞳に ゆらり舞う光の粒 終わらないこの瞬間 輝いて 春風の中で 黄昏の香り 淡い夢見て 手を伸ばしてみる 空高く 響く声の向こう 透明な言葉揺れる 変わらない想いを 伝えたいよ 歩き出した 背中にほら 光がさす 夢の途中 始まりの予感に 微笑んだ 春風の中 どこまでもいこう