風に溶けて行く君の香りが 二人の時間を乗せて 何処か遠くへと漂う 僕らのいない場所へ ガラスの向こうの街 見つめて 腕時計 回してた 手持ちぶさたな君の癖 真似して過去を見てる なぜ夏は海を 美しく輝かせたのだろう なぜ冬は僕を 穏やかに包んでいたのだろう… フラリ立ち寄った 店の片隅 君が読んでた本を 見つけては手にとって見る あの日を分かりたくて ただありふれてる言葉たちが 宙に浮いたままで ただ君の前で 今日のすべての出来事 話したい だけど愛はいつでも 頼りなくて切なすぎて 君を傷つけることでしか夢を この手に確かめられなくて 抱きしめても見えない いくつもの季節の中で 君への思いに自信が持てずに どこかで遠まわりしてた 君を残して だけど愛はいつでも 頼りなくて切なすぎて 君を傷つけることでしか夢を この手に確かめられなくて 人は誰も昨日の 罪を許すことができず 明日の夢さえ失くして行くから いつしか孤独の意味を知る 僕を残して