1と3と、7と9と、0。 形、線と、空白、 その裏に潜んでいる 引力 恋に似た彼ら 触れてみたい、舐めてみたい、 嗅いでみたい、目を瞑って 1、3、7、9を抱え、0に語る、 「あなたが好きよ。」 0は話す、 「君は花の匂いさえも知らない。」 1+3、7-9、しゅん、と。 色が死んでいった。 冷たくって 鋭くって 何も 優しくない0 足して引くと、逢えないから、 かけて割った、かけて割った。 1、3、7、9を捨てて、0に語る、 「あなたが好きよ。」 0は話す、 「君は痛みの味さえも知らない。」 ドーナツ見るたびに、 指輪を見るたびに 胸が苦しくなって、 月の真ん中にも、穴があいて、 見えるほどです。 1、3、7、9を拾い、0に語る、 「あなたが好きよ。」0は話す、 「君は僕の気持ちさえも 知らない。」