アパートメントと春時雨

歌詞

愛を感じなくたって 明日はちゃんと来る様です もう袖は短いが 変わり映えは無い様です 邦楽は鳴らないが 翌日になる様に 僕等忘れる その日々を愛せるかい 物事は軽薄に 淡々 単に死んでいく 毎回何か足りないで 邁進だって辞さないです 別段悪くなくたって 不摂生、銘々持ち寄って 熱りあるその凄惨に 少しの報復を見舞う 思考と怠惰よ 噛み砕く様な季節が遠のく 春よ 舞い散る様な街の喧騒と 焦燥感 息を殺す ガラス越し 指先で辿る淡い文字から壊す 君と欠乏的な愛の戦争、 のべつ幕無しの春愁 灯る 出来合いの革命はいつも 六畳間の中さ 愛情なんて要らないです 毎日の平生と 少しの気晴らしが あれば十分です なんて言ったって鬱屈は 消えやしない様です 歪な形のAm 季節を壊せ 春よ 定刻通り始発の列車 次第に街は目を覚ます 乾かない洗濯も 永久に止まったままの時計も いつか 凡庸な暮らしの局所、 染まっていくんだきっと 良し悪しの類では 測れない歪さを 愛そう 春よ 舞い散る様な街の喧騒と 焦燥感 息を殺す ガラス越し 指先で辿る淡い文字から壊す 君と欠乏的な愛の戦争、 のべつ幕無しの春愁 灯る 出来合いの革命はいつも六畳間の 春が遠い街を覆って おぼろげな焦燥を悟った 乾かない洗濯や 高架下 暮らしに染まる 今更何を思ったって、 底無しの正気に変わっていた 出来合いの革命はいつも遠く 世界を咲いた