ユキバチ

歌詞

雪が僕の心を白く染める その前に 午前0時 隙間風の音が高く響く 凍り付くページ 小さな画面の中で君を探している Ah 「寒いね」って呟いた 君の手は寂しそうに あれは手を繋ぐ理由になるのかな ため息が夜にゆっくりと 沈んでいったら 僕はそれを 追いかける様に夜空に歌う 雪が僕の心を白く染める その前に 月が白息で遠く見えなくなって 消えてしまう前に 君の優しさが 僕の冷たい心をゆっくりと 溶かしていく Ah これが 『好き』って言うんだな その長い髪が今日は何故か短く 見えるのは マフラーの下に隠れているから それに僕は目を奪われ『可愛い』 と気付いたのは 眠れない深夜1時過ぎ Ah 何気なく交わした会話 君の笑顔が見たくて 無理をしてふざけてみても 空回り 氷道を歩く ひび割れる音が鈍く 僕の心が軋む様に 切なく歌う 雪が僕等の間に降り積もる その前に 月が朝焼けにゆっくり 染まっていって さよならする前に 君の白い手が 不意に降れてしまった時一瞬交わる 世界 Ah これも 『好き』って言うんだなぁ ユキバチがほら 冬支度をしては命を削る 後悔にまた僕は僕に針を重ねて 暗い世界から春を待つ 雪がふわふわ ふわりと落ちてく 月がきらきら きらりと沈んでく 「大好き」 と心の声が溢れては零れ落ちてく 立ち止まる 君の目をしっかりと見つめて 「君が大好きだ」