街のハズレの教会の庭で マヌケっ面寝てるボクの成れの果て 「キミを泣かせやしない」なんて 言っときながらこのザマさ しかばね暮らしも気楽なもので のんびりやれてるけどその中で 見るたびにやつれてくキミが 頭から離れない 泥まみれな指の願い事は 届きはしないけど それでもなお それでもなお 朽ちかけの心臓が キミにまだ恋しているから 卑しいゾンビに成り下がって 目玉も骨皮も垂れ下がって それでもなお それでもなお キミを忘れられやしないんだ 卑しいゾンビに成り下がって 身体中醜く膨れ上がって それでもなお キミのこと想うから ボクのお墓に咲いてよ マリーゴールド 街のハズレの教会の庭で マヌケっ面寝てるボクの成れの果て 「永遠に共にいよう」なんて 誓ってたのにこのザマさ 脳天に埋まった銃弾のせいで 言えなくなった冗談が せいぜい3メートル四方の敷地内に 溢れ出し漏れ出し止まらない 「もっかい一目お会いしたい」 と思えども哀れ腐乱死体 キミに触れる資格など無い カビの生えた唇では 何も歌えないけど それでもなお それでもなお 書きかけのラブソングが まだ幾つも残っててさ 卑しいゾンビに成り下がって 目玉も骨皮も垂れ下がって それでもなお それでもなお キミを好きでい続けちゃうんだ 卑しいゾンビに成り下がって 身体中醜く膨れ上がって それでもなお キミのこと想うから 風に揺られ もたれてよ マリーゴールド 月灯りの夜 キミの声で呼ばれた気がしたのは 夢なんかじゃない 寝静まりの路地を駆け抜けて いま逢いに行くよ いま逢いに行くよ キミの好きな色の花束を持って 卑しいゾンビに成り下がった キミと同じゾンビになりたかった それでもいい それでもいいから キミを抱き締めたかった 卑しいゾンビに成り下がって 目玉も骨皮も垂れ下がって それでもなお それでもなお キミを忘れられやしないんだ 卑しいゾンビに成り下がって 身体中醜く膨れ上がって それでもなお それでもなお ボクを忘れないで欲しいんだ 卑しいゾンビに成り下がって 身分の違う恋だとわかって それでもなお キミのこと想うから ボクのお墓に咲いてよ マリーゴールド