ため息の数だけ失くした針の 感情的解釈 独りよがりだろ ギラついて目の奥で溢れ出した 泥だらけの真紅が枯れても 深く切り裂いた傷跡を抉り出して 晒し息を切らせ へばりついた理詰めを蹴り飛ばして 振り切ってみせて がむしゃらに走り転げていく 荒れた坂道を ふさいだ怖がりを 削ぎ落として駆け抜け 枯れていた目を開きデタラメな 日々をぶち壊して 錆びついた体を引きずる蜂は 悠然と舞って蝶になれないだろう 見渡したパノラマの星はいつも 直向きに力強く煌めく 深く切り裂いた傷跡の瘡蓋を剥ぎ 尚、息を切らせ 裏付けの無い能を蹴り飛ばして振り 切ってみせる 掻き鳴らす一筋の道を 雨に打たれても身をこなして行けよ ため息の数だけ失くしていた針すら 錆びついても がむしゃらに走り転げていく 荒れた坂道を ふさいだ怖がりを 削ぎ落として駆け抜け 枯れていた目を開きデタラメな 日々をぶち壊して