何もかもが不確定なこの街で 僕は何かの記憶を都合よく 忘れたまま 今日も誰かを待っているような 心地で 宙に浮いた蟹に話しかけている 携帯のパスコードは[0317] 誰かの誕生日だった気がするけど 思い出せない 病院からの帰り道, お医者さんに貰った薬を川に投げた あれが無いと心臓がどきどきして 上手く息ができなくなるけど まあいっか もうぐちゃぐちゃ? 息はできた? 貴方が(私)に代わって。 僕ね触れたい 君に触れたい ここじゃない遠いところに いるんでしょう かみさまが絡めとって らせん状になった感情を眺めている ずっと僕は僕の心をわからない ふりをしている ねぇ どうして どうして どうして どうして どうして 貴方の声も忘れていくの ねぇ どうして どうして どうして どうして どうして 都合のいい夢だけ見ていたいね ねぇ どうして どうして どうして どうして どうして どうして どうして どうして しあわせは 手のひらからこぼれていくの? 夜が覆う みんな消えた もう僕はひとりきりみたい 永遠の心をください なんて 願っても もう 無駄かもね ここできみは息をしたの? さよならのかわりに こっちにきて 僕ね触れた 君に触れた ここじゃない遠いところへ 連れてって。 何もかもが不確定なこの街で 僕は何かの記憶を都合よく 忘れたまま 今日も誰かを待っているような 心地で