乾いた喉が 潤いを求めて叫ぶ 命令(コマンド)じゃ動かない 生命(いのち)の疼き プログラムされた道じゃない 荒削りな願いが 明日を欲しがる あの空の青に この手を伸ばした日も 未熟な心が 地図を描いた日も 確かに僕を 突き動かしてた熱 見果てぬ夢へと 漕ぎ出す力だった 飲み込まれるか 乗りこなしてみせるか 影と光の境界線で ただ追いかけるだけじゃ 渇きは増すばかり 手綱を握るのは 僕なんだ ああ 嵐のような欲望の海で ただ流されるだけの舟じゃない 心の羅針盤が 指し示す先へ この炎は絶やさずに 舵を取れ 欲しいものは「何」かじゃなく 「どう」生きるかだろう 答えはいつも胸の中 手に入れたはずの 輝くガラクタ 計算通りにはいかない 心の誤差(エラー) 鉄の塊は 何も羨まないけど 僕らは比べて 傷つき また歩き出す 消し去ろうとしなくていい この衝動も痛みも 機械には宿らない 不合理な火 このままじゃ嫌だと もがくことこそが 心臓(ココロ)が確かに 脈打つ証だから ああ 嵐のような欲望の海で ただ流されるだけの舟じゃない 心の羅針盤が 指し示す先へ この炎は絶やさずに 舵を取れ 欲しいものは「何」かじゃなく 「どう」生きるかだろう 答えはいつも胸の中 風は止んだ 凪いだ水面に映る 完璧じゃない僕が 静かに頷いた 生命(いのち)の火を抱いて