凍りついた夜の底で 止まったはずの心臓が 微かに―― 軋んだ。 冷たい呼吸の数だけ 名前のない痛みが増えていく 傷つくことに慣れたふりして 本当はもう限界だった 過去の記憶が 氷みたいに頬を刺す 「もう動けない」そう言い訳して 全部、閉ざした。 だけど 沈黙の奥で 誰かが呼んでいる 聞き慣れた声で 「まだ終わるな」って Zero Heart―― 凍えた鼓動を 無理やり動かすたび 痛みが光に変わっていく Zero Heart―― 壊れたままでもいい 止まった時間を蹴って 今、息を吹き返す 閉じ込めた悲鳴が 喉を焼くみたいに暴れ出す [low sub + metallic hits] 「平気」の仮面がひび割れて 本当の私が零(くず)れ落ちる 冷たさの裏側に 熱がまだ眠っていた 怖がるほど それは強くなった もう隠せない 震える心の音 終わらせたいほどの痛みが “生きたい”に近かった Zero Heart―― 凍りついた世界で 唯一確かな温度 それが私の再起動 Zero Heart―― たとえ砕けても この痛みごと抱きしめて 前へ進むだけ 動け―― 動け―― 死んだふりのままじゃ 終われない 凍えた叫びが 胸を叩き割る 「ここにいる」 その証を刻め Zero Heart―― 壊れた鼓動でも まだ未来を叩ける 凍った夜を焼き尽くす Zero Heart―― 止まった昨日に 私を閉じ込めないで いま、生まれ直す 零度の心臓は まだ温まっていく それが、私の答え。
