何回目の感情を吐く息が連れて 逃がしてしまった たった今暗い夜は瞼の奥へと 潜んでしまった あなたの声にも聞こえる 夢の世界の歌で 船はもうとっくに漕ぎ出した 果てしあるくらい遠くに 咲いた雨の音が哀しさをただ 求めている かざした手を伝って空と 混じり合うの骨まで 今日だけは 全ての時を無駄に過ごしてみたい 不得手な言葉でどうにかしてみたい 私の心の色を確かめたい これから未来で溶けた 溶けた 月の不可視の光の矢を浴びた 海の欠片を 手紙の封の中押し込めてる 気づかないように 咲いた雨の音が優しさをただ 求めている 吹いたぬるい風がふわり抱き 寄せては 離れてしまう 咲いた雨の音が哀しさをただ 求めている かざした手を伝って空と 混じり合うの骨まで 今日だけは ただただ深い眠りについた日は 体を忘れて溺れていく 咲いた雨の音が哀しさをただ 求めている 刺した傘をなぞって閉じ 込められてしまう 骨まで 春の最中 骨は水のように