あのとき 話したこと いつかは 忘れてしまうのだろう もう どこかに消えるのだろう あのとき 言いかけたこと 言えずしまいこんだままのこと もう どこかに消えるのだろう ただ 泣かないで 立っていて 黙ったままで 笑っていて いかないで と 止めないで 手を振って 見送って ただ 泣かないで 立っていて 黙ったままで 笑っていて いかないで と 止めないで 手を振って 見送って...… 昨日と違う 光の射し方 はじかれたように今日は立ち上がる 伸びる時間は棒のうえ 取るバランス 広げた両腕に 受け止める 空 風のうわ言を聞いた なあ アルベルト・カエイロのようには 歌えない 見えるもののほかにある はずの 意味をまだ 諦められない 知らず手放した 日々 記憶は漏れる 砂粒みたいだ 拾い上げることもできない 臆病をも 許してはくれないか そろそろ行かなきゃならない ちいさく笑み say "Goodbye" 答えは掟のドア 辿り着けば 旅は終わるだろう いつか いま その道すがら やあ