泣いていた風が止む 海岸は一人だけ どうしようか この迷いに乗って 浮かぶなら 揺れていた 何もないようでいた 黒い影 想像は 嘘みたいな 真似事みたいだ さよならは波の調べ 繰り返し響く声 追い付けない明日を憂う 見えなくなんだって 触れないでいてほしいよ 藍になって 今更 戻れない 届かない 心音を刻んで 触れないでいてほしいよ 灰になってしまえば 想いも 身体も 同化して 波の中へ いつまでも消えずに ずっと残るように書き綴った それすら波に飲まれて 暗く沈んでいく 触れないでいてほしいよ 藍になって 今更 戻れない 届かない 心音を刻んでも 触れないでいてほしいよ 灰になってしまえば 想いも 身体も 同化して 波の中へ