浮かれた季節は 根こそぎ裏返って ただひたすら 研ぎ澄ます日々へと ひねくれては損ばっかりしていた あの頃を塗り替えようと うしろのしょうめんなんて無いと 夕焼けカラスが嘲笑う 行きも帰りも茨道でも 厚底履きゃいいじゃないか 倒れこんだ明日は赤銅色 いぶされりゃ 染め上がる詩 まっ平らな日々 かき集め 落ち葉とさ 燃やして咲いた 花のように赤赤 夕空 のびた影から 聴こえる鼻歌 果てまで伸びりゃ さぞ上機嫌だろう 舞う落ち葉は 紙吹雪のよう 躍り出るにはうってつけだと この日この場所が別れ道と 博打な綱渡りでしょう ふらつくさまは小躍りのよう 逆境だろうが楽しめよ 倒れこんだ明日は赤銅色 いぶされりゃ 染め上がる詩 まっ平らな日々 かき集め 落ち葉とさ 燃やして咲いた 花のように赤赤 夕空