さようなら さようなら 此処にはもう戻らない 理性があるうちに 私は自分を奪い返さなくちゃ 爛れた腹の中で 誰かを呪う度 「お前も同じだ」と 頭が破裂する ♩ 脈動を続ける体 肥大し過ぎた自意識 自分だけが悪いのだと そう言わせたのは誰だ ♩ いつか星になったって あるいは石になったって すぐに忘れ去られると 誰もがもう気付いていて 月の砂漠の直中 犯人探しは続いてゆく さあ その目の前の足跡は誰だ ♩ さようなら さようなら あの日はもう戻らない 虫の沸いた写真の束と 黄ばんだ風景の中 ♩ どうか教えてくれないか できれば言ってくれないか 誰も悪く無いのならば 皆等しく消えて当然だろう ♩ 産まれた 瞬間 自分が 始まる そしていつか 私は 私を 見失う ♩ いつか星になったって あるいは石になったって すぐに忘れ去られると 気付いたって止められない 月の砂漠の直中 犯人探しは続いてゆく さあ その目の前の足跡は誰だ