砂の城を築き上げてゆく 脆い壁を崩しては積み上げ 一人きりじゃ気が遠くなるから 海を渡り兵を従えよう 髪を結わいて素顔塗りつぶし 醜い笑顔振りまいて騙して 欲しいものを手に入れた僕は 城を築き椅子に腰を掛けた なのに何故 涙が溢れるの 悲しいから 嬉しいから 今日も 眠れないよ さあ 僕の 心を引き裂いてください さあ 僕が 犯した罪を捌きなさい もう 何も 僕を満たすことはできない でもね 誰だって強がって着飾って 生きてる それが自分らしさだと 気づかないまま 砂の城が剥がれ落ちてゆく 儚い雨に流されさらわれ 愛想尽かして君は去ってゆく 誰も僕を必要としてない なのに何故 明日を欲しがるの 寂しいのに苦しいのに 命乞いしてるよ さあ 君の 心のシミを隠すがいい さあ 全て 飲み込んで楽になればいい もう 君に してあげられる事などない でもね 何を言われたって胸張って生きてよ それが自分らしさだと 気づかなくても 砂の城を壊し旅に出る ここは僕の居場所じゃなかった