いつもと変わらぬ帰路だ 空模様だけが移り変わる 季節外れのクリスマスソング 意味なんて求めない 繋ぎ止める過去と未来の自分 このイヤフォンを通して 気付けばいつも救われていた 耳元に咲くこの歌 “一歩踏み出せ” なんて そんな簡単には言えない 繰り返しのページの途中で 見つけるささやかな彩り すれ違う人の表情に 勝手に共感して 黄昏の空に重ねる想い いつかは自分もなんてね 目を閉じたら今も思い出す この旅が始まる合図 元通りの世界線 ひとときの夢も悪くはない 寄り道した先にある ホッとするような時間 考えれば考えるほど 近くにあったこの歌 振り返ってばかりいるくらいなら いっそのことやり直してみれば 見える景色も少し変わるかな 噛み合い始める歯車 結局変わらない そんなもんだと分かってた それでも経験値上がった 狭間に差す光 黄昏の空に重ねる想い 描いたように変わる視界 目を閉じたら今も思い出す この旅が始まる合図